【あつ森】シュバルツとの生活の始まりについての想像まとめ

最推しシュバルツとの出会いから生活の始まりについての想像ツイまとめです。

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あつ森ようやく最推しシュバルツが引越してきたので甘い新婚生活を送ります。シュバルツの夢女です。

出会いは友人の島でした。いや、それより前に私は彼のことを知っていました。かつて私はキャンプ場の管理人をしていた事があるのですが、そこへ彼が遊びに来たんです。初めて会った時はなんとなくカッコいいなって思っただけだったんですが、何度か会話をするうちに徐々に惹かれていきました。

彼の方は私のことを友人だと思っているようです。しかも歳下のちょっとからかいがいのある子、くらいで。友人と言うより親戚、甥っ子姪っ子くらいの感覚でしょうか。そんな感じです。まあでもそんな関係でも楽しかったので特に不満はなかったんです。彼は私の事を1番に考えてくれていましたしね。

ある日、『無人島移住パッケージ』なるものが販売されました。あのたぬき開発から。私は少し気にはなっていたものの購入する気はなかったんです。だって無人島に移住ですよ?隣町に遊びに行く感覚でひょいと行けるようなもんじゃない。悩みました。でも友人達(ニンゲンのですよ)が続々と移住していくものですから私も日に日に無人島について考える時間が増えていってある日ついに決意したんです。無人島に移住しよう!って。影響されやすいんですよね(笑)。そんなこんなであれよという間に移住しちゃいました。それからはもう人が変わったかのように毎日無人島を開拓する日々です。

何ヶ月か過ぎ。住民も増え開拓も進みずいぶん住みやすく素敵な島になってきました。そしてある日、友人の島へ遊びに行きました。するとそこには。そう、彼がいたんです!私の島には全く現れず、離島ツアーで60島程巡っても全く出くわす事のなかったあの彼がそこにいたんです!!

久しぶりに見た彼はとても素敵でした。見た目がいいのはもちろんのこと、かかかっと豪快な笑い方やからかいつつもバカにはしない人の良さ、クールに見えて意外と無邪気な所とか、挙げればキリがないのだけれど。そんな彼に私は話しかけました。私のこと、覚えていてくれているかしら、と少しだけ期待もしました。しかし、帰ってきた言葉は「初めまして!」いや、「見ない顔だな!」だったかな。とにかく初めて会った人への言葉が帰ってきたのでショックで。あの時のことはちょっと虚がかっています。忘れたいのかも。でもそのショックと同時に思い出したことがあります。

それはあのキャンプ場での日々。

あれは、私の記憶では、ない…?

いや、確実に私の記憶ではあるのだ。だって鮮明に覚えている。

というか、今。現在進行形で私はキャンプ場の管理人をやっているのだ。

これは、どういう事だ。
キャンプ場の管理人である私。無人島へ移住した私。どちらも私であることは確かなのだけれど、管理人である私と移住した私は別人なのだ。
どこから?なぜ同じ人格が分離している?わからない。しかし現実に起こっている現象。ううん、と唸っても解らないものはわからない。

「どうした?具合でも悪いのか?」
彼の言葉で我に返る。そうだ、私は今、彼と会話をしているのだ。ようやく再会できた愛しの彼と。うん、そうだ。小難しいことは後で考えよう。今は彼と再び邂逅(であ)えた喜びを噛み締めよう。

と、ここでまた私は気づいてしまった。わかりきっていたことだが、ここは友人の島なのだ。いくら口説こうとも彼は友人の島の住民。私の島には来てくれない…。それでも私は諦めなかった。ようやく出逢えた彼との絆を再び解くわけにはいかない。必死でかじりついた。縋り寄った。その姿は友人の目にはどれだけ醜く憐れであったことだろう。それでも私は彼のことをもう二度と離さないと心に決めた。

そして時は過ぎ。
友人から知らせが届いた。彼が引っ越すらしい、と。
胸が高鳴った。これがラストチャンス。逃したら次はない。私は彼の元へ走った。タイムリミットは数時間。

逸る気持ちを抑えきれず乱暴に彼の家のドアを開けた。部屋の中の荷物は纏められ、がらんとしていた。
「実は引っ越そうと思って」彼はいつもの低い声と無邪気な笑顔で私を迎え入れてくれた。いつもの彼だ。もうお別れだと言うのに。彼はいつも通り。私だけが焦っている。

彼はいつもの口調で続ける。「実はまだ引越し先が決まってなくて」
なんという無計画な。しかし私の心には一筋の光が差した。
「なあ、どこかいい場所知らねえか?」
喉がカラカラで、上手く声が出ない。彼の目を見つめながらゴクリと唾を飲み込んで私は言った。
ーうちの島来なよ!ー

長い静寂。いや、長く感じていたのは私だけだったかもしれない。断られたら、嫌な顔をされたら、なんて不安が頭の中を駆け巡る。いっそ断って早く楽にしてくれ、とまで思った。だが彼の返事は意外なものだった。
「おお!いいねえ!さっそく役所に確認するぜ!」

なんでも嫌な方へ考えが行ってしまう、私の悪い癖なんです。だからこの時も断られるだろうなって思っちゃってました。お前のところなんか行きたくないよ、なんて言われたらどうしようなんて思ってたんです。彼は優しいからそんなことは言わないって頭ではわかってたんですけど。

まあ罵倒はされないにしてもやんわり断られるのが関の山かな、なんて思ってて。だって何度か会ってちょっと会話しただけなんですよ。彼からしたら。私はキャンプ場で仲良くさせていただいてたんですけど、彼はそんなこと知る由もないんですから。

だから了承された時は喜びより驚きの方が勝ってしまって。その日はそのままさよならしました。次の日の朝まで私、眠れませんでした。だってあの、ずっとずうっと探していた彼が私の島へ越してくるんですよ?興奮しないわけがないじゃないですか!一応ベッドに入って目を瞑ってたんですけど。

彼の顔がずっとまぶたの裏に焼き付いてて。明日ついにこの島に彼が、と考えると、ねえ。朝が近づくにつれ段々と現実味を帯びてきて、日が登った瞬間に家を飛び出しちゃいました。そして彼の新居へ走りました。全力疾走したからか、彼に会える喜びなのか、ずっと胸がドキドキしていました。

そしてついに玄関の前までたどり着きました。深く深呼吸をして気を落ち着かせて。胸に手を当てて数秒。意を決してドアをあけました。

そこには、彼がいました。

いや引越し当日ですし彼の家だし、当たり前なんですけど。それでも私はこの目で確認するまでまだ夢を見ているのではと思ってましたから。

でも、夢じゃなかったんです。彼は本当に私の島へ越してきてくれたんです。心配性の私もようやく喜びが溢れてきて片付け中の彼にしつこく話しかけちゃいました。優しい彼はしっかり相手をしてくれてたんですけど鬱陶しかったでしょうね(笑)。

ああ、よかった。本当によかった。彼とまた一緒に暮らせるなんて、夢のよう!夢じゃない!また、一緒に…。

また?

何を言っているんでしょう。私は彼と一緒に暮らしたことなんてないのに。そう、キャンプ場で共に過ごした日々は別の私の…別の私って…私は私なのに…。

ここで私は考えるのをやめました。夢だと思うことにしました。そうでもしないと頭がおかしくなりそうだったので。なんにしても彼と暮らすことが叶ったのだから、いいじゃない。今この幸せを噛み締めよう。

この島で私は彼と生きていくのだ。

おわり。
ポケ森とあつ森やってるのでなんか不思議なことになりました。シュバルツ最高!すき😘友人の島に来た時にはなぜ私の所へ来ないギリィ…!!!てなったけど引っ越す時教えてもらう約束して無事来てくれましたありがとう友人〜!!!!!チュキ

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以上。
ポケ森とあつ森は別の世界線なのでどうしようもない…。
例のごとく何も纏まってないですがシュバルツ来てくれたのが嬉しすぎただけの文なので続きません。シュバルツ好き。
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ゲーム垢 @oyuichi_g

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果ての島にて | 九条湯壱 #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16269593