ラーメンズコント【器用で不器用な男〜】についての想像まとめ②

器用で不器用な男と不器用で器用な男の話 についての想像ツイまとめ別Ver.です。
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きよぶきの「近い!」の直後のお話

お別れかと思ったが意外と家が近いことを知った小林。しばらく何も考えられず直立不動になるがすぐにマンションを出ていった片桐を追いかける。
小林「片桐くん!待って!」
片桐「おう、なんか忘れもんか?」
小林「ここ僕の家だよ」
片桐「あ、そうか。間違えた、ははは」

たわいもない会話をしながら何となく2人で歩いていると片桐の実家に着いた。
片桐「ここ、俺ん家」
小林「へえ〜ここが片桐くん家か〜」
片桐「普通だろ」
小林「うん、普通だね」
片桐「そうなんだよ、普通なんだよ。俺は生まれも育ちもず〜っと普通なんだ」
小林「でも片桐くんには才能が」

片桐「まて、それを言い出すとさっきの会話の繰り返しになっちゃうから」
小林「そっか」
片桐「ま、せっかく来たんだし上がってくか?」
小林「うん!」

片桐の部屋

小林「うわ〜ここが片桐くんの部屋か〜」
片桐「普通だろ」
小林「うん!」
片桐「なんで嬉しそうなんだよ…」

小林「だって、普通の家の普通の部屋で育った片桐くんがこんなすごい人になったんだよ?僕にもちょっとくらい希望が見えてきた気がするんだ!」
片桐「そうか、よかったな」
小林「うん!!!…ところで片桐くん、これからどうするの?」
片桐「んーどうしよっかなー」

小林「普通に働くって言ってたけど、どこで働くつもり?」
片桐「いや〜なにも決めてないけど…」
小林「ふーん…あっじゃあさ!僕の会社に就職しなよ!デザイナー募集してるんだ!片桐くんにピッタリじゃないか!!」
片桐「あのなあ、さっきお前の部屋で俺は才能ないって言ったばっかだろ」

小林「でも…」
片桐「ないもんはない、どれだけ夢見たって、強く願ったって、頑張ったって、才能ってのは身につかない、そういうもんなの」
小林「…」
片桐「俺本人が言ってるんだからもういいだろ。お前が俺の事認めてくれてるのはすごく嬉しいけどさ、現実も見なきゃ。いい歳なんだしそれに」

小林「それに?」
片桐「世界中の人にもてはやされるより、お前一人が認めてくれて、俺の作品を好きでいてくれる方が俺は嬉しいんだ」
小林「片桐くん」
片桐「なんたってお前は、俺のたった一人の親友だからな!」
小林「片桐くん!うえええ(涙)」
片桐「泣くなよ、お前は本当に泣き虫だなあ」

小林「ごめん、僕、嬉しくて」
片桐「ていうかさっきお前の部屋で同じような会話した気がするけどな!まっいいか、小林だもんな!ははは」
小林「僕の親友も片桐くんだけだよ〜」
片桐「知ってる知ってる」
小林「これからもずっと一緒にいてくれる?一緒に遊んでくれる?また、芸術活動してくれる?」

片桐「いるよ、ずっとな。たくさん遊ぼう。芸術も…まっ趣味程度にたまに絵描くくらいはしようかな」
小林「うわああああありがとおおおおお」
片桐「はははもう好きなだけ泣け!」
小林「片桐くーーーん!!!」

そしてこれからも2人の付き合いは変わらず続く

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以上。
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ずっと近い | 九条湯壱 #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16907123